アトピーになって、肌が乾燥しやすくなりました。そして、乾燥していると、とても強いかゆみを感じるようになりました。実は、乾燥とかゆみには深いつながりがあったのです。
通常、肌のうるおいが保たれていれば、外部の刺激から肌を守ることができます。しかし、肌が乾燥している場合、刺激に対するバリア機能が働きにくくなります。バリア機能が低いため、刺激に抵抗することができず、かゆみが引き起こされます。
また、刺激を感じる知覚神経が皮膚表面に延びてくるので、さらにチクチクとしたかゆみを知覚しやすくなってしまいます。
かゆみの原因は、外部からの刺激です。そして、その刺激から肌を守るのが、まずは肌のうるおいなのです。
乾燥によりバリア機能が低下していると、
乾燥→刺激→かゆみ→掻く→皮膚を傷つける→さらに乾燥・・・
という、悪循環に陥ります。
しかし、保湿をして、バリア機能をあげることにより、刺激への抵抗力が増し、かゆみを感じにくくなります。
そうすると、掻くことがなくなり、皮膚を傷つけることもなくなり、さらなる乾燥も防げます。
ところが、アトピーさんは、肌の水分を溜めておく力が弱いといわれます。アトピーになると乾燥で悩むのはそのせいでしょうか。
私も例外ではありません。アトピーになってから、粉をふいたような乾燥に悩まされていました。水分が不足してツッパリ感が強くてヒリヒリするのです。
アトピー予防の面でも、アトピーの水分保持力の面でも、アトピーさんにとって、保湿は何よりも大切なものなのです。
私自身、顔を洗ったあと、そのままにしておくと、すぐにかゆみが出てきて、慌てて保湿をしたことが何度もあります。
逆に、保湿により、かゆみがおさまることがほとんどです。
つまり、保湿をすることで、症状の悪循環を大幅に防ぐことが可能であり、それが、悪化を防ぐことにつながります。さらに、悪化を防ぐことで、アトピーの改善にもつながるのです。
アトピーには、大人も子供も、保湿が大切です。質のいい化粧品を使って、少しずつ、水分を肌に浸透させましょう。また、アトピーの人は、肌の中に水分を溜めておく力が弱いので、せっかく浸透させた水分が蒸発しないように水分を閉じ込めるアイテムと併用することが大切です。
私の場合は、最初のころ、保湿というと油分をつけることにしか目が行かず、馬油とかホホバ油、スクワランなど保護力があるといわれるものはほとんど試しましたが、つけるとかえってツッパリ感やホテリが出て困りました。調べていくうちに、敏感な人が水分を補給せずに油分をつけると皮膚温が上がってかゆみが増すという情報を得ました。油はあくまでも水分を逃がさないふたのようなものなので、水分をつけてからじゃないと本来の力は発揮しないというのも納得でした。